自然と共に、
酒文化の
伝統と革新を。

story of matsuzaki

1887

酒類米穀販売店として創業

初代「松崎米造」が米穀、粉類、豆類及び煎餅の生地などの卸売販売を主に問屋業として経営をはじめる。同年、酒類卸小売販売免許を取得し酒類米穀販売店となる。

1985

四代目「松崎敦雄」代表取締役社長就任

松崎家の教えとして、家業を引き継ぐには先ず商人としての学びが必要であるとの考えのもと、丁稚奉公(住み込みで商売を覚える)に6年間を費やした。

その後、家業を引き継ぐと同時に代表に就任。飲食店をはじめ一般家庭の御用聞きを主に売上を伸ばしてきたが、昭和の終わりと同時にスーパーマーケットや酒ディスカウントショップの到来により一般家庭への配達販売は終局する。

ビジネススタイルを大きく変化させるために、ナショナルブランド商品の販売ではなく日本各地の首都圏では入手困難な日本酒や焼酎を探しに全国蔵元に出向く。時には仕事終わりに夜行列車で各地を出向き、地元で旨いと言われる蔵を一件一件訪ね歩いた。

最初にお付き合いをいただいた北陸・東北・新潟の蔵元の酒を販売できる事の喜び…涙が出た。嬉しかった!さらに品質の良さでその酒は飛ぶように売れたのである。これがマツザキが地方地酒を販売する第一歩。専門店としての地位確立のため、その後も引き続き努力を惜しまず、取引には10年以上かけて信頼を培った酒蔵もあった。

1989

有限会社マツザキ設立と共に新宿店オープン

地酒専門としてのお客様からの評価を見る意味で新宿店(埼玉県新宿町)を出店する。特化した高品質の日本酒専門店として、川越エリアは勿論、東京および全国から引き合いを得る。

2000

株式会社マツザキへ増資

このころになると、専門店としてのマツザキも多くの賛同を得て店舗での売上も大きく伸びる。さらに会社の方針として飲食店への卸売販売を強化。業務用の販路を確立すると同時に配送・発送のセンターを新設しシステムを大きく変革させる。

飛び込み営業で個人店の居酒屋、お寿司屋、焼き鳥店をはじめ北は北海道、南は沖縄までの全国の外食チエーン上場企業にまで営業活動を行い商品のクオリティーで一躍、業務用卸としての地位を築く。物流センターも全国に15センターに及んだ。

2002

中福本店リニュアルオープン

店頭販売及び業務用としての販路が確立され順調に売上を伸ばすと同時に全国各地の蔵元との関係強化を行う。次のステップとして本社中福店の店舗改修を手掛ける。

2004

新宿店建て替え全面リニュアルオープン

現状に満足せず更なる店売り強化を考え専門的商品の扱いに付加価値を与える徹底した商品管理、内外層にこだわるモダンな店舗オープンさせる。

のちに新宿店は川越都市景観表彰都市景観デザイン賞を受賞。35万人以上が暮らす川越市内における近代都市計画に沿った美しいデザインが評価される。

2010

里山の大改造計画およびマツザキ緑化プロジェクトスタート

中福店事務所及び本社マツザキの森の駐車場拡張、改修整備。同時に企業理念「うまさ、感動、ゆとり」の提供のもと、50年先のマツザキを考える。先祖からのマツザキの歩みを振り返り今一度足元を見直し考えた。いちばん大切な物は何かと…!
そこで考えたのは、本社の敷地に繋がる社有林。うっそうとした森でだれも踏み入らない場所、大きな樹木が凛冽するが手つかずの状態。この森を整備し人を呼ぶ事が出来れば50年先、いや100年先が見えると確信する。

ここから里山改造計画がスタート。森の木を間引き、草を狩り、土を掘り起こし、必死に整備した。森の外側を流れる「としとらず川」の河川もすべて自分たちで整備清掃した。2年間で2トンダンプ18台のゴミを処分した。見違えるほどの綺麗な里山に生まれ変わる。この環境を活用した新たな事業を模索。草花や樹木の品種を徹底的に調査しマツザキの森の環境を調べた。

そして「Craft Gin 棘玉」のボタニカル(原料)になるジュニパーベリーの木をはじめてテスト植樹する。国内ではほとんど事例が無く育て方も独自の考えのもと行った。そしてこのジュニパーが3年後しっかり根を張り実を付ける事となる。いよいよ自社の里山を活用した新たな事業、蒸留所がスタートするきっかけとなる。

2013

マツザキのサステナブルな取り組みが、埼玉県に表彰される
  • 株式会社マツザキ緑化SDGs登録(みどり第536-2)
  • 美化活動団体登録(水環境156-4)
  • 彩の国みどりのサポーターズクラブ会員登録(埼玉13600014)

徐々に変化するマツザキの森里山を社員を中心に美化保全の環境経営(SDGs)をはじめて行く事となる。現在の会社の根幹である自然に寄り添う、緑、土、水と共存する企業はここから始まった。

2014

5代目「松崎裕大」入社

1年間教育の仕事を行った後、日本全国の焼酎蔵、ワイナリー、日本酒蔵にて住み込みの修行をのべ3年行い始める。専門店としてより良い店を作り上げる為、急速に知識経験を学ぶ。

2015

オンラインショップの開設

マツザキが厳選する酒を日本中の人に楽しんでいただくために、自社のオンラインショップを開設した。また、中福店本社木造店舗・客間・庭園修繕改修を行った。

2018

彩の国埼玉環境大賞 奨励賞受賞

マツザキの緑化プロジェクトが埼玉県に認められ、名誉ある賞を受賞。「彩の国埼玉環境大賞」は、SDGsなど環境・社会・経済の統合や環境保全に取り組む事業者・個人・団体を表彰し、その功績をたたえている。

2019

スピリッツ製造免許取得。武蔵野蒸留所にてクラフトジンを製造開始

大手メーカーで研究室長を歴任された中澤氏を一年間顧問として迎える。撤退したスピリッツの製造方法を習得する。マツザキの森に生息・自生するボタニカルをはじめ花・実・根・葉・茎入手できるものは徹底的探し求め、テスト蒸留を繰り返した。ボタニカルの品種により生や乾燥、冷水、お湯など出来る事はすべて試し「Craft Gin 棘玉」は生まれる。

2020

Standing Bar MATSUZAKI U-PLACE川越店オープン

新型コロナウイルスという未曾有のパンデミックの中での挑戦。「Craft Gin 棘玉」の製造を取りやめ消毒用アルコールの製造に着手し、県内の病院及び施設、行政へ無料配布を行う。

2021

「Japanese Craft Gin 棘玉」が、名誉ある賞を受賞。
  • International Wine&Spirit Competition
    IWSC 銀賞受賞
  • 東京ウイスキー&スピリッツコンペティション
    TWSC 銀賞受賞

2022

棘玉が世界的コンペディションに次々入賞。埼玉川越産のジンの認知を飛躍的に伸ばした。
  • International Wine&Spirit Competition
    IWSC 金賞受賞
  • フェミリナーズ世界コンクール
    FEMINALISE 金賞受賞
  • San Francisco World Spirits Competition
    SFWSC 金賞受賞
  • HON KONG International Wine&Spirit Competition
    HKIWSC 銀賞受賞
彩の国埼玉環境大賞 優秀賞受賞。浦和パルコ店オープン

政令指定都市であるさいたま市浦和PARCO1Fにてオープン。5代目の強い思いから、壁のない洗練されたスタイルでありながらフラットに入店しやすい店舗設計を行う。酒文化を若い世代に伝え、うまさを知ってもらえる店舗が誕生した。

また2018年に受賞した「彩の国埼玉環境大賞」だが、本年は奨励賞よりさらに貢献度の高い「優秀賞」を受賞。

5代目「松崎裕大」代表取締役社長就任

4代目からの伝統や教えを守りつつ、新しいマツザキを目指し日々改革を行う。社員個人の力、商品力からの脱却をし、組織力にて運営を行う。後に社内体制の大きな改革を行うが、その構想はこの時から一切ぶれない。50年、100年先を見据えた会社経営を心がける。

2023

「Craft Gin 棘玉」が、World Gin Awardsで金賞を受賞
  • World Gin Awards コンテンポラリー
    カントリウイナー金賞受賞(日本一となる)
「お結び しゅん」開店

地域の食事をもっと豊かに。食事に合う最高のお酒を探し求めてきたからこそできる最高の食事の提供を開始する。

2024

コーポレートサイトをフルリニューアル

株式会社マツザキ コーポレートサイトを刷新。組織化と理念に伴い、今のマツザキのミッション・ビジョン・バリューを表現したデザイン、情報量、操作性を兼ね備えたホームページとなった。

オンラインショップをフルリニューアル

マツザキ オンラインショップのWebサイトを刷新。コーポレートサイトと掲載情報を完全に分け通販サイトとして特化することにより、より使いやすいECサイトとして生まれ変わった。

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